CASE

軟部外科

胃拡張・胃捻転症候群

この病気は中高齢の胸の深い大型犬に発生しやすいとされています。

ただしミニチュアダックスフンドやウェルシュコーギーなどの発生も確認されています。

またゴールデンレトリバーやバーニーズ・マウンテン・ドッグにおいては3歳齢での発症も確認されていることから、好発犬種といえます。

<症状>

お腹が張っている

吐きそうで吐けない

ぐったりしている

粘膜が白い     など

<原因>

明らかな原因は不明とされますが、多量の食事を急激に食べたり、食事直後の急激な運動、ストレスなどの関与が検討されています。

<診断>

身体検査所見(腹部膨隆)、臨床症状(空吐きなど)、レントゲン検査が必要となります。胃捻転に特徴的な“捻転ライン”を見つけることで診断されます。

初期の症状を示す症例のレントゲン写真です。

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