去勢・避妊について
家族を守るための大切な手術です

去勢・避妊手術は望まない妊娠を避けることに加えて、病気の予防にもつながります。乳腺がんや卵巣がん、子宮蓄膿症、前立腺肥大や精巣がんなどの発症リスクが低くなるといわれております。また、女性ホルモンや男性ホルモンの過剰な分泌量が安定し、発情期の問題行動やケンカ、マーキングなどが少なくなるのです。将来の子どもの予定がない場合は、できるだけ早めに去勢・避妊手術を行い、愛犬・愛猫の健康を守ってあげましょう。

当院では、動物の体内に糸を残さない手術(=縫合糸反応性肉芽腫を起こすことがない手術)を行うための血管シーリングシステムを導入。去勢手術、避妊手術、子宮蓄膿症などの様々な腫瘍摘出にも対応しています。
※当院では、すべての犬の去勢・避妊手術で「電気メス・血管シーリング【エルベ】VIO3/APC3高周波手術装置」を用いており、血管シーリングシステムの使用においても追加の料金を頂いておりません。
犬の去勢・避妊
メリットオスの場合
メスの場合
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デメリット
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入院期間
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手術時期歯が生え変わる6ヵ月以降が目安 乳歯遺残がある場合は、去勢手術と同時に抜歯することができます(別途料金)。乳歯遺残は、そのまま放置すると歯垢が付着しやすく、歯周病を招くことがあります。そのため自然に抜けない場合は抜歯が推奨されます。去勢手術と同時に抜歯処置を行うことで、麻酔の回数を減らし身体への負担を軽減します。 |
猫の去勢・避妊
メリットオスの場合
メスの場合
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デメリット
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入院期間
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手術時期6ヶ月以降が目安 |
避妊・去勢手術の流れ
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Step01問診・検査
はじめに診察を受けます。健康診断を行い、健康状態・年齢・体格・時期などによって適した手術の日を決定します。また、手術当日までの注意事項を説明します。
【血液検査の結果によっては手術ができないことがあります】
その場合は治療を優先し、治療により改善したことを確認してから再度手術を検討します。 -
Step02手術前日
手術前日の夜ごはんはいつも通り食べさせて大丈夫です。夜の12時以降は食事を引き上げ、絶食を始めます。かわいそうに感じるかもしれませんが、安全に手術を行うために必ず守ってください。
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Step03手術当日
手術当日は朝10時までに来院してください。
当日の朝はごはんを必ず抜いてください。もし食べてしまった場合、手術ができなくなる可能性があります。また、水分を与えるのも朝7時までにしてください。【ご注意ください】
手術は全身麻酔下で行います。胃の中に食べ物が残っていると、食べ物が気管に逆流し呼吸困難に陥ることがあります。当日は絶対にごはんやおやつを与えないようにしてください。万が一食べてしまった場合は、必ずスタッフに一言お伝えください。 -
Step04入院
オス犬と猫(オス、メス)は基本的に日帰りです。メス犬は通常1泊お預かりします(追加料金はかかりません)。ご希望に応じて、手術後飼主様にご連絡いたします。
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Step05退院
内服薬をお出ししますので、獣医師の指示通り飲ませてください。お風呂に入れないこと、激しい運動は控えることなど、退院後の留意点について説明します。抜糸予定日は、手術日から約10日後です。
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Step06自宅
留意点をよく守り、抜糸予定日までしっかり様子をみましょう。この時期に食欲や元気がない、便がゆるいなど、普段と違う様子がある場合はすぐにご相談ください。
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Step07抜糸
来院時の予約は必要ありませんので、抜糸予定日の診察時間内にご来院ください。(オス猫は抜糸がありません)。
マイクロチップの装着に対応しています

マイクロチップとは、15桁の番号が記録された直径2ミリ、長さ10ミリのチップを、動物の首の後ろの皮膚の下に埋め込むことで、もしもペットが迷子になった場合に身元が確認できるというものです。
ご希望の方は是非お気軽にご相談ください。