犬の膝蓋骨脱臼|知立市・刈谷市・豊田市・安城市の夜間診療可な動物病院

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外科診療

膝蓋骨脱臼

整形外科 2016年07月19日

原因

 

膝蓋骨脱臼になる原因は、先天性のものと外傷などの後天的なものがあります。

先天的な原因としては、膝関節周囲の筋肉や骨、靭帯の形成異常などがあり、年齢とともにこれらの異常が進行することがあります。

後天性では、外傷や高いところからの落下による骨の変形が原因となります。

 

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症状

 

膝蓋骨脱臼が起こると、足を浮かせるようにして歩いたり、足を痛がって引きずるようになるなどの症状がみられます。

膝蓋骨が内側にずれる内方脱臼と、外側にずれる外方脱臼があり、一般的に症状によって4段階に分けられます。

両足に起こると、後ろ足がO脚またはX脚になることがあります。

特に小型犬においてよく見られる疾患で、長期間放置すると歩行異常や関節炎などに進行します。

 

かかりやすい犬種

 

内方脱臼は、トイ・プードル、チワワ、ヨークシャー・テリア、ポメラニアン、シー・ズーなどの小型犬種。

外方脱臼は、大型の犬種にまれにみられる傾向があります。

 

 

 

グレード分類

膝蓋骨の脱臼は、程度によりグレード1〜4段階に分けられます。


■ グレード1


膝蓋骨は正常な位置にあり、足を進展させて膝蓋骨を指で押すと脱臼しますが、放すと自然に元に戻ります。無症状のことが多いですが、時にスキップ様の歩行をすることが多くみられます。


■ グレード2


膝関節は不安定で、寝起き時のように膝関節を屈曲していると脱臼し跛行したりしますが、指で膝蓋骨を押すと元に戻ります。このレベルでは、数年間、日常生活に支障はありませんが、骨の変形が進むと、グレード3に移行してしまうことがあります。


■ グレード3


膝蓋骨は常に脱臼状態にあり、指で押せば戻りますがすぐに脱臼してしまいます。跛行や痛みが認められるようになります。


■ グレード4


膝蓋骨は常に脱臼し、指で整復することはできません。


犬の膝蓋骨脱臼の対処方法

膝蓋骨脱臼の症状がある場合には、膝蓋骨を正常な位置に戻す手術を行います。手術はなるべく症状の軽いうちに行うのが重要で、特に幼犬でこの病気が見られたの場合は、骨が成長する前に手術するべきといわれています。


ただし症状が軽い場合は、関節を保護する薬や炎症を鎮める薬の投与で維持できることがあります。


まとめ

手術


 


膝蓋骨脱臼は、その進行度に応じて4段階のグレード(グレード1〜4:1が最も軽度、4に近づくほど重度)に分類されます。当院ではグレードや症例にあわせて以下の4種類の手術法を複合して行います。


 


1.縫工筋、内側広筋の解放


2.外側余剰関節包の切除と縫縮術


3.滑車溝形成術


 


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4.脛骨粗面移植術


 


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滑車溝形成術                   外側余剰関節包の切除と縫縮術


 


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