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外科診療

乳腺腫瘍

腫瘍外科 2016年06月27日

乳腺腫瘍は未避妊のメス犬で最も多く見られる腫瘍で、メス犬全体の腫瘍の約半数を占めています。またごく稀ではありますがオス犬に発生することもあります。

7歳以降から発生しやすく、大きさにもよりますが良性、悪性は半々といわれています。

 

原因はエストロゲン・プロゲステロン などの女性ホルモンとの関係があると考えられています。避妊手術を受けていないわんちゃん は発情後に乳腺腫瘍が大きく成長することがあります。

しかし、早期の避妊手術によって腫瘍の発生確率を大きく減少できることがわかっています。

 

image003 image001[卵巣子宮摘出時期と乳腺腫瘍の発生率]

初回発情の前          0.05%

初回発情と2度目の発情の間          8%

2度目の発情の後                      26%

 

乳腺腫瘍の臨床データで、腫瘍の大きさによって悪性度、転移率が変わることがわかっており、あるデータでは3cm以上になるとそれが上昇します。もしもおうちでお腹にしこりを発見した場合は早めに診察を受けることをおすすめします。

 

 

 

 

検査・治療

最初に行う検査 ―針吸引検査-


 


しこりに針を刺して細胞の検査を行います。乳腺腫瘍なのか、他のできものなのかどうかを調べます。乳腺腫瘍が疑われる場合には全身検査や手術を検討します。


 


治療


 


第一選択は外科手術です。術前検査を受けていただき、他の臓器に異常がないか、手術伴う危険性(麻酔、内臓の状態)をしっかり把握した上で手術を行います。


また発生している腫瘍の大きさ、数によって術式を選択していきます。


摘出した腫瘍は必ず病理検査を行い確定診断(良性、悪性、単純、複合など)をし、術後経過についてご説明します。


 


ただし手術ができない場合もあります


・肺や他臓器に転移してしまっている場合→手術をしても治らない


・他の臓器に悪いところがある→麻酔、手術の危険性が高い


・炎症性乳癌→手術によって悪化してしまう


 


image005レントゲン写真・・・乳腺腫瘍による肺転移


避妊手術について

高齢になってからの避妊手術は乳腺腫瘍の発生率には関与しません。


しかし、腫瘍の再発率の低下、生存率が上昇するという報告があります。


また高齢のメスでは子宮や卵巣に異常をきたしているこが多く、避妊手術を行うことで卵巣・子宮の病気の予防・治療効果があります。


そのため、未避妊の場合には乳腺腫瘍の手術と同時に避妊手術をおすすめしております。


まとめ

乳腺腫瘍の一例


 


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かなり大きな乳腺腫瘍で他にも多発的に発生しており、一部自壊しています(皮膚が破れている)。


発熱があり元気食欲が減退していました。


術前レントゲン検査では、肺転移は認められませんでした。


 


s_image009


 


乳腺を全摘出しました。


約2週間ほどで抜糸できます。


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